復讐の異色眼兄妹(オッドアイズ)~種付けして完全催眠~
前半は、フリードとリダ姉が一緒に寝るだけです!
後半
リベルとリオ
後ろから抱きつき中出しスローセックス
朝までリベルの精液を集める(簡単な書き方)
ですっ!
24話 椅子で拘束されたリベルは
2人の印象は正反対のものだった。
1人は黒髪のショートヘアーで、身長はやや高めの女性で、雰囲気や、口調などからクールな印象を受けた。
そのクールな女性から『マノミさん』と呼ばれた女性は、黄色とオレンジ色が混じりあったような独特な髪色で、身長は低め、雰囲気や口調から、どこか頭のネジの抜けた印象を受けた。
クールな女性がこのマノミという女性に敬語を使っているため、立場的には上なのだろうと予想できる。
「あっ______」
話しかけられたため、反応を示そうと身体を動かすと、何かに引っ張られるような感覚が走った。
その感覚が走った部位へ目をやると、手首、足首、腰周り......と、黒いベルトのような物で椅子から離れられないように固定されていたのだ。
2人の様子から察するに、どうやらこの2人が俺をこの椅子に固定した張本人だろう。
「______えーと、これは一体なんです?」
「これはねー、君を拘束させてもらっているんだー」
俺が拘束されていることは、言われなくともわかっている。
問題は、何故、拘束されているのか......だ。
「いや、そのっ、僕が何故______」
「......貴方が、純白騎士団の1人______ホールンを殺害したのでは無いですか?」
______っ!!!
クールな女性の口から告げられたのは、純白騎士団の名前だ。
ホールンってのは、フラスの家名______つまり、フラスの父親のことだろう。
そのフラスの父親を俺たちが殺したってことをこの女2人は知っているというのかっ!!
......い、いや、しかし、あのフラスの父親______ホールンを殺した際に証拠など一切残さなかったはずだ。
グラスにホールンを絞殺させた後、具体的な殺害方法を推定できないよう、四肢をバラして部屋全体に血液による赤き染みが均等になるようにした。
遺体を冷却と解凍を繰り返して殺害時刻を推定できないようにもした。
リオの異能によって、指紋とかも一切残さないようなっていた。
完璧に証拠など無い。
俺たちによる犯行だと予想できるはずもない......。
なら、ここは自然に、落ち着いて、今の殺害が起こったことを知らないリベルの演技をするんだ。
「僕が、殺害......!? そんなこと出来るわけないじゃないですか!! それに、純白騎士団っていいましたよね!? 純白騎士団の方を僕が、殺せるわけがないっ!! だって、純白騎士団ってのは、
純白騎士団なんざを褒めるのは頭にくるが、ここは保身のため......だ。
思ってないことを言っているが、嘘は言っていない。
ホールンを殺したのは妻であるグラスで、俺はその『夫の首を締めているグラス』に種付けをしただけなのだから。
「本当に、君はホールンを殺していないの?」
「......はいっ。 そもそも人を殺したことありません!」
その俺の反応で、辺りに静けさが訪れた。
が、それは数秒後のマノミの声にて打ち消される。
「......ははっ、なーんてねっ! うそうそ、じょーだんだよっ」
マノミは満面の笑みを浮かべ、俺の肩をぽんぽんと軽く叩いた。
「冗......談?」
「そうそう、じょーだんっ! 君みたいな純粋な子が人殺しできないってのは一目見た時にわかったんだけど、『一応』ねっ」
「は、はぁ......。 信じてもらえたのなら、僕もいいのですが」
「すみません。マノミさんは、確証を得るために1回、脅しを入れる悪い癖があるのです。」
「もぉー、イソギ! それは言わないって約束したじゃーんっ! 私だって職業上、仕方ないんだもんー」
......どうやら、俺が無駄に警戒しすぎていたようだ。
この女2人の強気な姿勢から、相当の手練で尋問や、嘘を見抜く力に長けているのかと思っていたが、なんとか俺の演技で誤魔化し通せる程度の相手だった。
それもそうか。そもそも、あのホールンの殺害した場には証拠が無く、あれほどの悲惨な事件を起こすのは、狂った猟奇的殺人犯であると思うだろう。
俺の演技によって、2人には俺が純粋な子と見えているようだし、容疑者から外れる。
......なら、次はこっちから情報を集めさせて頂こうか。
気になったのは『職業』という言葉。
「えーと、さっき『職業上』と言っていましたが、お2人は、いったいどのようなお仕事をなさっているのですか?」
「えっ!? 私たちの仕事!? 言うわけにはいかないなぁ それこそ『職業______」
「『探偵』です。 私とマノミさんは探偵を生業としています。」
「探偵!? ......凄いですね。」
「もぉ、イソギー!! それ言ったらだめじゃんっ!」
探偵......。
それであの事件の場所を五月蝿く嗅ぎ回っていたわけか。
あの事件は、たった1人。
そう、たった1人の屑が死んだだけで事件扱いだ。
だが、俺の......俺たちのヒロイック村は、どうだ?
何人も死んだ。
何人も死んだんだ。
______さも、
______さも、
何気ない日の1ページとして記された俺たちの終焉。
何人もが......犯され、愚弄され、侮辱され、踏み躙られ、穢され、陵辱され、蹂躙され______殺された。
殺戮と性交から産まれる快楽によって支配されていた、あの地獄が事件として扱われない。
今も聞こえる。
常に聞こえる。
どこか耳の奥に、ずっと響く、嘆きの声。
......。
......だめだ。
落ち着け、リベル。
今は、決して消えぬ憤りを、抑え込むん......だ。
「それで、えーと、僕は他に力になれることは無いのでしょうか?」
「あっ、そーだねー、もう君が犯人じゃないってことが、わかったからねっ!」
「そ、それじゃあ、この椅子から解放してくれますか......ね?」
「そーだったそーだった! 繋ぎっぱなしだったねー、今から除けるよー イソギ、手伝って〜」
「はい。わかりました。」
そう言って、ようやくマノミとイソギは俺を固定しているベルトに手を伸ばした。
ホールンの事件で真っ先に俺に目をつけたこの二人......ベルトが外れて自由になった時に、この2人も手駒にしておくか。
また、俺の知らない情報とかも知って______
「あっ、最後に聞いておくけど、ホールンって名前に聞き覚えはある?」
「いや、聞いた事無いです! 純白騎士団なら、あるのですが、一人ひとりまでもは......」
「......そっか。」
マノミは、ぽつりと呟いて、その手を止めた。
それと同時にイソギも手を止めた。
「......? あのっ、僕はまだ______」
「君、嘘をついたね。」
______っっ!!!
い、いや、ただのはったりだっ!!
「嘘......? 僕は嘘なんかついてないですよ?」
「......イソギ、説明してあげて。」
「はい。訓練施設での出来事は指導役から聞きました。その内容はフラス・ホールンとリベル・アベンという者が剣を交えたこと。その際に、フラスが自身の名前と、親が純白騎士団ということを堂々と発言したこと。リベルとその妹のリオが逸材であること......。」
ちっ......!!
そういえば、あの指導者がフラスがホールン家の娘であることを全員に聞こえるように言っていた。
知っていると言っておくべきだった......か?
いや、しかし、フラスはあの後、ずっとレジスト国にいるから、探偵側は行方不明として扱っているだろう。
その状態だと、やはり、接点のあった俺とリオが疑われる。
結局は、どう答えても同じだ......っ!!
ここは下手に誤魔化すより、正直に謝っておいたほうがいいだろう。
それっぽい理由をつけて、嘘を正当化する。
「......すみません。その通りです。 そのホールンさんの娘のフラスさんを知っていて......いや、僕の______ガールフレンドでした。」
「ガ、ガールフレンド?」
よし、食いついた。
「......はい。それで、もし僕がフラスと知り合いだと言ったら、2人がフラスに聞きに行くと思ったので、そのっ......嘘をついてしまいました。 だっ、だって!! フラスのお父さんは亡くなってしまったのですよね!? フラスが、知ったら......っ!! くっ......っ! ぅぐっ......!! すみませんっ......!!」
俺の
「......そういう理由があったのですか。マノミさんっ、これは______」
「待って、イソギ。 何かおかしいわ。 ねぇ、リベルくん。私、1度でもホールンが男だって______フラスちゃんの父親だって言ったっけ?」
「______? いや、先ほどイソギさんの説明でも、フラスの親が純白騎士団だって言ったじゃないですか?」
「そう、イソギは『親』と言ったけど、『父親』とは言ってないんだよねー」
こいつ......!!
まだ疑っているのか。
しかし、そんなことなど、すぐに返せる。
「いや、それはフラスに、『父親が純白騎士団』だって言われたことがあるからです! もう、いい加減、自由にしてくださいっ!!」
「ごめんけど、君が犯人だって証拠があるからねー 前置きが長くなっちゃったけど、君『異能』が使えるよね?」
「い、異能? いや、それは使えませんけど......」
なんで、こいつが『異能』のことを......?
「ふーん、そう。 ならっ______なんでこれが作動しているのかな?」
そう言って、マノミは俺のフードを上げてから首に付いてある輪っかのような物に手を伸ばした。
それは言うのならば首輪に近いものだが、布などといった軟質な物ではなく、どこか機械的で硬質なものである。
その機械的な輪っかの中央に1本のラインが通っており、それが今は紫色の光を放っている。
これが、この
だが、しかし、それより問題なのは、フードが退けられたという状態であるのに______俺の顔を見ているはずなのに、俺に欲情して惚れている様子が無いことだ......。
「こ、これは一体......っ!?」
「その装置は、所持者の異能を無効化するものです。発動も不可。そして、装置が作動している間は、そのラインが現在のように紫色の光りを放つのです。」
「そーゆーことっ! だから、実は私たちは、リベルくんが犯人だとわかっていた上で、話していたの。すると、君って、簡単に演技するし、当たり前のように嘘をつくねっ!」
______っ!!!
俺が犯人であるかどうかの確認では無く、犯人だと確信して、俺の性格や立ち振る舞いを見ていたというわけか......っ!!
だとすると、俺が動いたこと全てが裏目に出てしまう。
い、いや、まて、そもそも異能が使えるってだけで犯人扱いになっているのがおかしい。
「そ、そんなこと......っ!! それに、僕がその異能ってのが使えるとしても、別に犯人になるとは限らないじゃないですか!! 僕がやったっていう証拠もないでしょう!」
「そう______そもそも、あの現場には、証拠となるものが一切残されていなかった。魔法の使用した痕跡すらも......。」
「なら______」
「だからこそ、その『証拠が無い』というものが、証拠となったのです。」
......。
そうか......。
あのホールンを殺した場所は______完璧すぎたんだ。
殺害場所も、時間もわからず、証拠となる指紋も、毛の1本すら存在せず、可能性として考えられる魔法の使用した後すら無く、あるのは死体のみ。
可能性として、現れ出てくるのは『異能』の存在。
理解できない、確認できない。
世間の知識や常識を覆す存在。
無知が故の恐怖が襲いかかり、それを『異能』という存在に押し付けてきた。
ヒロイック村の外は、そういう思考をしているのだ。
「......なるほど。それで、異能使いが犯人だってわかり、その上で俺が異能使いだとわかったから、現在に至っているのか。」
「そーゆーことっ! その口調じゃあ、やっと認めたってことでいいんだね? リベル君が、ホールンを殺したって」
......もう、言い訳などしても無駄だろう。
そう思い、俺は比較的、落ち着いたトーンで口を開く。
「あぁ、そうだ。俺が、ホールンを殺した。......で、これを認めたところで、俺はどうなる? ここで殺すのか?」
「ははっ、まさか〜 リベル君を殺したりはしないよー 君には、まだ利用価値があるからねー」
......予想通りだ。
異能を持つ俺の存在をただ抹消するだけで終わらせるはずが無い。
相手は、俺の異能のことを一切理解していないだろうが、そもそも『異能』自体が強力なものであることは理解している。
なら、俺を自由______あるいは、支配下に置くことで、事実上、異能の力を自分の物にしようとしているのだろう
「利用価値......。 取り引きか?それで俺の異能を使いこなしたい......と?」
「違うよー 君には、『地下奴隷収容所』に入って、奴隷になってもらうんだっ!」
......奴隷。
今、このマノミっていう探偵は、そう言ったの......か?
「おいおい、『奴隷になれ』なんて、探偵の口から出た言葉とは到底思えないな。 ......何故だ? 俺が奴隷になることでお前らにメリットがあるとは考えられないが」
「ありぁっ、言ってなかったね! 私ら、奴隷売買もしているんだー。犯罪者たる君1人の無駄な人生を、他の貴族などの金持ちに売って有効活用をするの。」
「そうすることで、購入者は仕事の効率が上がり、販売者はお金が入り、貴方は使って貰えるのです。......私も、マノミさんのように、全員にとってメリットがあると思いますが?」
「......いや、それなら尚更、お前らが俺を雇って異能を使わせる方がメリットが大きい。 奴隷を使って金を稼ぐ理屈はわかった.......が、二人がかりでようやく1人を捕まえるより、俺1人で複数人捕まえる方が効率がいいと思うがな」
「えぇ!? リベルくんだけで捕まえれるのー?」
「まぁな。そもそも、ホールンの現場を見たんならわかるだろ? ......俺がどんなことが出来るのか ちなみにだが、まだ見せていない異能もある。」
もちろん、はったりだ。
あのホールンの家を真っ赤に染め上げ、証拠を一切残さないように出来たのは、全てリオの異能によるものだ。俺の異能ではない。
だが、今の俺は有能であるということをアピールすることが重要である。
有能アピールをして、俺に異能を使わせる瞬間、この首輪による異能の無効化を解いた瞬間、この2人を惚れさせて、俺の手駒にするのだ。
「んー......悪いけど、その話は無しだねっ。 それよりさぁ、リベルくんの妹の方に興味があるなぁ......って」
「は?」
「いやぁ、ねぇ。 リベルくんの異能が凄いならさ、妹のリオちゃんはどーなのかなって......//// 私、気になってー」
リオが狙われているのか......!?
「リ、リオは......どういうわけか、異能が使えないんだ! だから、お前の望んでいるようなことは出来ないぞっ!」
リオをこんな変なやつに渡すわけにはいかない!
だから、俺とリオの異能で出来ることを逆にして、こいつらに、俺が有能であるという風に思い込ませるんだっ!!
「えぇ、そうかなー? 今は無くても、いずれ出てくるかもしれないじゃん? それに......私、レズだから、身近に置くのは女の子がいいなぁっ......て。 だから、男のリベルくんには用はないの」
マノミのその一言の後、頭上から、筒らしき物がゆっくりと下りてきていた。
その大きさは俺を覆い隠すにはちょうど良いものであり、事実、椅子ごと俺はこの筒の中へと閉じ込められたのだ。
筒の中は暗く、何も見えない。
自分の体さえも、視認することが出来ないほどの場所で、言うのならば暗黒の世界のようである。
だが、そんな状態など、どうでもよく、俺が気になるのはただ、リオのことのみである。
「おっ、おい、ちょっとまて! お前らの言うことならなんでも聞いてやる!! だから、リオには......リオには手を出さないでくれっ!! リオは関係ないだろっ!!」
俺は筒の中で声を響かせるが、その言葉は届いても______俺の意思は届くことは無かった。
「じゃあねっリベルくん! よい、奴隷生活を。」
ガコンっ.....と金属が何かとぶつかるような音を響かせた後、俺を入れた巨大な筒は地下へ向かって、沈んで行った。
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